作家作品美かざりあさの

高松 広枝

加賀友禅

友禅作家として1986年東藤岳氏に師事。アンティークの着物や帯、帯締めと、自身で染めた加賀友禅で作った押絵を組み合わせた作品が人気の友禅作家です。オーダーで着物の作品も制作します。加賀友禅を普段の生活シーンで使えるというのを目指し、ポーチやバック、小物など気軽に使える1点ものの作品を制作しています。押絵ポーチは当店オリジナルのロングセラー商品です。

山﨑 裕理

九谷焼

若手作家の中でも注目株の作家さんです。幅広い作風の作品を作る中でも、彼女の代表的な作品である「百楽(はくらく)」シリーズは、伝統的な九谷五彩と言われる美しい色で彩った節句や日本の伝統文化、古典模様などおめでたい絵柄などが大胆な筆遣いで力強くのびのびと描かれている作品です。現在105種あり、現在も新作が増え続けています。山﨑氏の作品を収集するファンも多く、当店がオープンした当初から人気の作家さんの一人です。

和座倶楽部

九谷焼

和座倶楽部の代表的な作品が累計販売数1万匹を突破した「ちび招き猫シリーズ」です。左右対称に並んだ招き猫の円らな瞳と、独特のデザインが特徴です。九谷焼の絵付け技法「盛技法」は元々明治期に海外への輸出用の作品に描かれた事で広まったと言われています。絵付けでありながら、立体感のある均一な線を描く技法は、色彩のみならず陰影さえも作品の美しさとして人気が高い所以です。季節限定のちび招き猫なども登場するので季節毎に気になる作品です。

水引art波華

水引細工

日本のみならずアジア圏でも活躍している金沢在住の水引作家です。独学で水引を学び、カジュアルなアクセサリーを中心に作品を生み出しています。独自の結び方でデザインされた作品は、古典的な組み方はもちろん自身で新たに結び方を編み出し、新しい水引の世界を作り出しています。また、鮮やかで豊富な色使いも作品の特徴で、美しい色彩のピアスやネックレスなどは、30代女性を中心に人気が高く、洋服に合わせて気軽に水引細工を取り込むことができます。

横山 佐知子

加賀繍

「加賀繍IMAI」の代表。1912年に「ぬいの今井」として創業した工房で、横山氏が4代目となります。多くの若手職人を継承者として輩出しています。加賀繍は多彩な絹糸を用いて立体的に精緻にひと針ずつ縫われた刺繍で室町時代に金沢に伝えられたと言われています。元々は藩主の陣羽織や、着物に施されるようになったことで発展した工芸ですが、横山氏は花鳥風月をモチーフにした洋装でも気軽に取り入れられる作品も多く手掛けている作家です。

目細八郎兵衛商店

加賀毛針

初代八郎兵衛が、試行錯誤して工夫をし、糸の通しやすい良質な針を作り上げたということから藩主より認められ「めぼそ針」という針の名前を頂戴したそうです。洋裁が主流となり縫い針の需要は低迷していますが、現在でも縫いやすさ、しなやかさから数々の伝統工芸に愛用されています。目細八郎兵衛商店では機能性はもちろんのこと、贈り物としても可愛い縫い針のセットや、鮎釣の疑似餌から発展した様々な色の野鳥の羽毛が使われたアクセサリーも人気です。

岩本清商店

桐工芸

桐工芸は、江戸時代に加賀藩は奨励したことにより発展しました。同工房は、大正2年(1913年)に創業し、桐火鉢など柔らかいぬくもりと美しさがある桐工芸品を作り続けてきました。耐湿性・耐火性に優れている桐の特性を活かして、花器や菓子器などが生産されています。写真の作品は岩本清商店の人気商品「ちょこっとトレー」です。お酒とつまみ、お茶と菓子などほっと一息つくタイミングで気軽に使える伝統工芸作品です。

高澤ろうそく

七尾和ろうそく

石川県能登で1892年に創業した和ろうそくを作る工房です。和ロウソクは植物ロウを主原料とし、芯には和紙と灯芯草を用いた自然の材料で作られている環境に優しいろうそくです。葬儀屋お彼岸、法事などでの利用だけでなく、キャンドルとして心を落ち着けるくつろぎ空間の演出にも人気が高いろうそくです。食事、お茶、といった日常に和ろうそくの灯りで心をリフレッシュして欲しいと言う思いから、季節ごとの花や小紋柄を描いたロウソクなど豊富な品揃えが特徴です。

藤八屋

輪島塗

石川県輪島市で、伝統を大切にした漆器を作り続けている工房です。4人の伝統工芸士が名を連ね、艶やかで色鮮やかな漆器作品を多く生み出しています。2020年2月に開催された「テーブルウェア・フェスティバル」のテーブルウェア大賞の中で、最高位の「経済産業大臣賞」を受賞するなどプロが認める工房です。当店では、藤八屋さんに特別に若い方にも使いやすいアクセサリーを作っていただきました。色漆を使った可愛いラインナップが揃っています。

桂樹舎

越中和紙

富山県伝統工芸「越中和紙」で作られた型染めの和紙小物作品などを生み出している工房です。越中和紙は、富山県の産地、五箇山和紙、八尾和紙、蛭谷紙 (びるだんがみ)の三産地を総称した名称で、桂樹舎は八尾和紙の伝統を引き継ぐ唯一の製造元です。型染の人間国宝である芹沢銈介とも所縁が深く、芹沢の影響を受けた伝統的でありながらも豊富な色彩で、モダンなステーショナリー作品の開発に意欲的に取り組んでいます。

山口久乗

高岡銅器

高岡銅器の町で明治40年の創業以来、銅器の仏具を中心に企画制作から販売をしています。山口九乗のブランド「九乗おりん」はその音の響きの美しさが生活に安らぎをもたらす工芸品です。自然界で心地良い音とされる「f分の1のゆらぎ」の定義に適った音としては波の音や、木の葉のそよぎと同じ周波数で、聴くひとの脳波にα波を多く発生させる、とても心地より音として認められています。北陸新幹線新高岡駅の発車音にも正式に採用されました。