吉田美統
錦山窯三代目吉田美統(よしだみのり)さんは新しい九谷の美を追求し「釉裏金彩」で人間国宝(国指定重要無形文化財保持者)に認定されています。三代目吉田美統さんは花や蝶などをモチーフとする独自の釉裏金彩の世界を確立しました。釉裏金彩とは厚みの異なる2種の金箔を切り取って模様を作り、その上から釉薬をかけて焼き上げます。また細かい表現を実現するため研究を続け様々な道具を試した結果、医療用の器具を使い繊細な模様を表現するまで確立しました。繊細な動植物の緻密な表現や遠近感のある優美な世界観を堪能してください。